クロスは

入居したときはきれいだったクロスでも、生活していると、どうしても傷や汚れがついてしまうものです。

物がぶつかってできる傷や子どもの落書きなどによる汚れ以外にも、日光による紫外線でクロスが焼けてしまうこともあります。また湿度の多い部屋では、カビが発生することも少なくありません。

クロスの傷や汚れが目立つときには、張り替えやクリーニングを検討する人が多いでしょう。
しかし、クロスの張り替えやクリーニングにはどの程度の費用がかかるのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、クロスの張り替えやクリーニングについて、わかりやすく解説します。

傷や汚れのあるクロスは張り替えるだけではなく、ハウスクリーニングに掃除を依頼することできれいにできるものもあります。

費用は

クロスの汚れの掃除をハウスクリーニングに依頼するときには、汚れの程度だけではなく、クロスの広さや場所によって費用が異なります。

またキッチンでは油汚れがあり、トイレでは独特の臭いが気になるなど、汚れには種類があります。そのため、汚れの種類によっても、費用が異なります。汚れの種類に合わせた洗剤や掃除道具を選ぶ必要があるのです。

ハウスクリーニングにクロスの掃除を依頼したときの相場は、1㎡あたり約480円から800円程度です。
日頃の手入れではなかなか落とせないタバコやペットの臭いや汚れも落としてもらえます。

貼り替える場合

クロスをきれいにする方法として、張り替えを検討する人も多いでしょう。

クロスの張り替えというと、リフォーム業者に依頼しなければならないと考える人も多いかもしれません。

しかし、クロスを張り替える場所によっては、ハウスクリーニング業者でも張り替えてもらえます。ただし、部屋全体のクロスを張り替える場合にはリフォーム業者に依頼したほうが良いでしょう。

クロスを張り替える場合には、汚れの程度や種類が費用に影響することはありません。

ただし、クロスを張り替える場合でも、広さや場所によって費用が異なります。加えて、張り替えるクロスにどのような素材を選ぶかによって、費用が異なります。

広く使われているクロスでは、1㎡あたり約800円から1,000円程度がクロスを張り替えるときにかかる費用の相場です。

この費用に、すでに張られていたクロスを剥がす作業にかかる費用や処分にかかる費用が追加されると考えましょう。

費用を抑えるためには

クロスを張り替える場合には、6畳で約40,000万円程度の費用がかかります。

これには、すでに張られていたクロスを剥がす作業費や処分費が含まれています。ただし、新しく張るクロスによっては、これ以上の費用がかかります。

これに対して、ハウスクリーニングにクロスの掃除を依頼すると、約25,000円程度です。この費用には、天井など普段掃除が行き届かない箇所の清掃も含まれています。

クロスをきれいにする費用を抑えたいときには、クロスを張り替えるより、ハウスクリーニング業者にクリーニングを依頼したほうが良いことがわかります。

ハウスクリーニングで落とせる汚れは

では、ハウスクリーニング業者はどのようなクロスの汚れを落とせるのでしょうか。
ここからは、ハウスクリーニング業者に依頼できるクロスの汚れの種類について紹介しましょう。

ヤニ

部屋でタバコを吸うと、どうしても避けられないヤニ汚れは、ハウスクリーニングできれいにできます。

気づいたらクロスが黄ばんでしまっていて、掃除をしてもなかなか落ちないということがあります。賃貸物件では、タバコのヤニによるクロスの汚れは、退去時に原状回復の負担の対象になることがほとんどです。

そのため、日頃からヤニ汚れを落としておくと、退去時に原状回復の負担が減ります。

またハウスクリーニングでは、クロスについてしまったタバコの臭いも落とせます。タバコを吸っている人は、あまり感じない臭いも、タバコを吸わない人にとっては嫌な臭いになることが少なくありません。

ハウスクリーニング業者では、クロスに染み付いてしまったタバコの臭いをクロスの汚れと一緒にきれいにできます。

カビ

クロスに一度発生したカビは、家庭用洗剤や市販されている掃除道具ではなかなか落ちません。ハウスクリーニングでは、カビに特化した洗剤と掃除道具を使って、カビの菌まで落としてくれます。

カビは一度発生すると落ちにくいだけではなく、黒く汚れてしまったり、クロスの剥がれに繋がったりします。
クロスに発生したカビを菌から取り除きたいときには、ハウスクリーニングに依頼すると良いでしょう。

落書き

クロスの落書きも、ハウスクリーニングに依頼すれば、きれいに落とせます。

子どもがいる家庭では、どれだけ気をつけていても、クロスに落書きをされてしまったという経験があるのではないでしょうか。除光液やクレンジングオイルなどを使って、自分で落とそうとする人も多いでしょう。

しかし、時間が経ってしまったときなどは、なかなか落ちません。無理に落とそうとして、かえって汚れが広がってしまうこともあります。

また、クロスの落書きを落とすための時間や体力が十分にないことも多いでしょう。

無理に落とそうとして汚れを広げたり、汚れが落ちなくなったりしてしまう前にハウスクリーニングに依頼して、落書きをきれいにしてもらうことをおすすめします。

まずは見積もりを依頼しよう

ハウスクリーニングにクロスの掃除や張り替えを依頼するときは、まず見積もりを取りましょう。

見積もりでは費用や時間などを確認し、希望するサービスが含まれているかを確認することがポイントです。加えて、スタッフの対応や料金形態などもチェックしましょう。

わからないことがあるときには、作業を依頼する前や作業が行われるまでに解消しておく必要があります。

まとめ

クロスの汚れは日頃の手入れではなかなか落ちません。また、無理に汚れを落とそうとして、かえって汚れが広がってしまうこともあります。

クロスの汚れを落としたいと思ったときには、ハウスクリーニング業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

ハウスクリーニング業者では、汚れの種類に合わせて、プロの技術と知識でクロスをきれいにしてくれます。また、クロスの張り替えに対応している業者もあるため、相談してみることをおすすめします。